動物はどんな夢を見ている?

科学的にわかっていること

1. 動物もレム睡眠をとる

ネズミ・犬・猫・鳥・一部の爬虫類まで、レム睡眠が確認されています。レム睡眠中は、人間と同じく脳波が覚醒時に似た状態になり、体は弛緩(筋肉が動かない)します。

特にネズミの研究では、睡眠中に海馬(記憶を司る部位)が活動していることが確認されました。

2. 「夢の内容」を神経活動から“再生”できる

カリフォルニア工科大学などの実験で、ネズミが迷路を走る訓練をした後に眠ると、睡眠中の脳の神経活動パターンが、走っているときとほぼ同じ順序で再現されることが分かりました。

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3. 夢の「再生」現象は、犬や猫にも見られる

犬が寝ながら足を動かしたり、鳴いたりするのは、走る夢や遊ぶ夢を見ていると考えられます。

猫を対象にした実験では、脳の「筋肉を抑制する部分(橋の領域)」を一時的に麻痺させると、レム睡眠中に猫が突然立ち上がって狩りの動作をするという現象が見られました。

→ 夢の中で「狩り」をしていたと推測されています。

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4. 夢は種によって“生存に必要な行動”に関係している

それぞれの動物が見る夢の内容は、その種にとって重要な行動パターンに関係していると考えられています。

動物推定される夢の内容根拠
ネズミ迷路・探索海馬の再生実験
走る・遊ぶ・飼い主とのやり取り睡眠中の動作と鳴き声
ねこ狩り・ジャンプ橋の麻痺実験
歌う・飛ぶ歌を学習した鳥が夢の中で同じ神経発火をする
ゾウ社会的な交流・移動社会性の高さ・長距離移動記憶
タコ色を変える・捕食睡眠中に皮膚の色を変える現象あり(夢かも?)

5. 人間と共通する「記憶の再生」機能

動物の夢は、その日の体験を整理・記憶定着させる役割を持っている点で、人間と非常に似ています。

つまり、動物たちも夢の中で「練習」や「反復」をしているのです。(たとえば鳥が夢の中で歌を練習して、翌日に上達するという研究があります)

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